リアル

今回は「リアル」について。
モノクロペットアートでは毛を一本一本描かずに割と束や固まりとして描きます。

それなのにリアルに感じるのはどうしてなのかしら?と他人事のように考えます。

それは全部描かずにチラリズムのような、想像の余地を残す方がリアルに見えるからではないでしょうか?
例えば、小説よりも俳句が人の心に染み込むような…そんな感じでしょうか?
省略する事で本筋が見えてくるような。
もしかしたら僕自身がミニマリストとして余り物を持たない暮らし方を実践しているからかもしれません。

写真とは別物の空気感とか雰囲気とかなんとなくそんな感じというやんわりした存在感も含めて、独特なリアルな絵になるのかなぁ?って考えています。
写真は一瞬を記録したデータですが、そのデータを元に記憶の中にあるその姿を描くからこそ、リアルに見えてくるのかもしれません。
色彩を使わずにモノクロの色合いだけで描く技法。
それに、背景を描かないスタイル。
削ぎ落とすほどに見る方の記憶がそこに投影される余地が増えるような気がします。
記憶は美化されると言いますが、それもリアルというものの正体の一つなのかもしれませんね。
武蔵ちゃんの似顔絵
東京都のI様からご注文頂きました。
イベント会場で水彩画の似顔絵と武蔵ちゃんのモノクロパステル画(M size)のご注文を頂きました。
頂いたお写真
いつも笑顔でチロっと出ている可愛い舌がチャーミングポイントの武蔵ちゃん。

仕上がった作品

制作過程


作者から感謝を込めて
ドギーズアイランドでのイベント経由でご依頼頂きました。
舌がチロっと出ている姿が愛らしく、そしていつも笑顔!笑顔は見る人周りの人を全て笑顔にしてくれますし、幸せにしてくれます。
ご用意頂いたお写真がとてもクリアーでしたのでとても描きやすかったです。
ご依頼ありがとうございました。
モノクロペットアートは香川かづあきが描くペットの似顔絵イラスト。大切なペットへの誕生日プレゼントや頑張った自分へのご褒美や素敵なお部屋のインテリアに、ペットロスでお悩みの方のアートセラピーとして亡くなった子の遺影として日本全国のペット愛好家の皆様にお届けしています。