ペット好き

リアル

今回は「リアル」について。


モノクロペットアートでは毛を一本一本描かずに割と束や固まりとして描きます。

それなのにリアルに感じるのはどうしてなのかしら?と他人事のように考えます。

それは全部描かずにチラリズムのような、想像の余地を残す方がリアルに見えるからではないでしょうか?

例えば、小説よりも俳句が人の心に染み込むような…そんな感じでしょうか?

省略する事で本筋が見えてくるような。

もしかしたら僕自身がミニマリストとして余り物を持たない暮らし方を実践しているからかもしれません。

写真とは別物の空気感とか雰囲気とかなんとなくそんな感じというやんわりした存在感も含めて、独特なリアルな絵になるのかなぁ?って考えています。

写真は一瞬を記録したデータですが、そのデータを元に記憶の中にあるその姿を描くからこそ、リアルに見えてくるのかもしれません。

色彩を使わずにモノクロの色合いだけで描く技法。

それに、背景を描かないスタイル。

削ぎ落とすほどに見る方の記憶がそこに投影される余地が増えるような気がします。

記憶は美化されると言いますが、それもリアルというものの正体の一つなのかもしれませんね。

2021-08-03 | Posted in ブログ

 

モノクロ・ペットアートを制作するイラストレーター香川かづあきが絵を描きながら思うこと。

写真を観ながら描く中で

毛並みとか、肉付きとか、耳の大きさなどばかりに

気を取られていると

その子の存在感を描くことを疎かにしているなぁ

って反省する事が有ります。

そこに居るのは唯のペットではなく

この世界で1番可愛い最愛の子。

じっと佇んでいる時の気配、

撫でられている時の安堵感。

不機嫌な時の存在感、

気配を消して何かを狙っている姿。

寝ている時の安堵感、

身体をもたせかけている時の重量感。

抱き上げた時の確かな重さ、

腕の中で感じる温もり。

そこに居る安心感。

共に暮らす信頼感…などなど。

そっくりに描くのは当然なのですが、

写真には写っていないそれらの

確かなその子らしさを

僕は描きたいのです。

毛の一本一本をリアルに描けたとしても、

肝心なその部分が描けないとしたら

それは図鑑のイラストと同じ

説明図になってしまうと感じているからです。

説明のための絵をご依頼いただいているのではなく

その子の存在を絵にする事を

お客様からご依頼いただいているのだと思っています。

まだまだ伸びしろあると諦めずに絵を描かせていただいています。

これからも宜しくお願いします。

モノクロ・ペットアートの子猫

モノクロペットアートは香川かづあきが描くペットの肖像画。大切なペットへの誕生日プレゼントや頑張った自分へのご褒美や素敵なお部屋のインテリアに、ペットロスでお悩みの方のアートセラピーとして亡くなった子の遺影として日本全国のペット愛好家の皆様にお届けしています。

2019-12-12 | Posted in ブログ