フレンチブルドック

陰影

今回は陰影について


モノクロペットアートは色彩を描かずに白〜黒の無彩色のパステル鉛筆を使って陰影を描きます。

色の無い世界は味気無いと思われがちですが、意外にも人の心の中にある記憶を呼び起こす力があり、

鮮やかな記憶とともに毛並みの色や目や鼻の色が見えて来ます。

人によってはカラーの絵よりもモノクロの方がリアルに感じると仰っしゃいます。

リアルな写真は限定された記憶ですが、陰影を強調した絵はよりドラマチックな物語性のある記憶を刺激するのでしょうね。僕自身もモノクロ写真や昔のモノクロ映画の方がよりドラマチックに感じます。

モノクロペットアートは灰色の紙に光を白のパステルで描き、影は黒のパステルで描きます。

中間の色合いは灰色を使って描いたり何も塗らずに地色の灰色をそのまま使って表現します。

背景は描かないので、紙の色そのままです。

沢山の記憶がスクリーンに映し出されるように、敢えて何も描かずに余白のままにしてあります。

俳句の様にシンプルに余白や余韻を残しながら、無限の広がりを感じさせる…。

そんな世界観を表現したくて陰影(モノクロ)だけの仕上がりに拘っています。

2021-08-17 | Posted in ブログ