桜
今年の桜の開花は昨年よりも随分早かったです。
枯れ木にぽつりぽつりと蕾が付き出し、随分と膨らんできたと思ったら
小さな花が数輪咲き出して、
あれよあれよというまに満開になり
雨風にいたぶられた花吹雪に枝先は緑色に染まり出しました。
今では木陰が出来るほどにすっかり葉が茂り、
あの桜の狂おしい花の世界はまた来年までのお楽しみとなりました。
そこで、桜の花を描いてみました。

コレクションのゴールドのフレームに合わせると、なかなか良い雰囲気になりました。

さくらちゃんの似顔絵
京都府京都市のKさんからご注文いただきました。
頂いたお写真
アメリカンカールのさくらちゃん(♀)

仕上がった作品


作者から感謝を込めて
きょとんとした表情が愛らしいアメリカンカールのさくらちゃん。
瞳に映るのは幸せで満ち足りた世界なんだろうなぁって想像しながら描き進めました。
ご依頼ありがとうございました。
モノクロペットアートは香川かづあきが描くペットの似顔絵イラスト。大切なペットへの誕生日プレゼントや頑張った自分へのご褒美や素敵なお部屋のインテリアに、ペットロスでお悩みの方のアートセラピーとして亡くなった子の遺影として日本全国のペット愛好家の皆様にお届けしています。
蔓延の笑顔
ペットの笑顔には嘘偽りがなくて見ているこちらまで釣られて笑顔になります。
飼い主への真っ直ぐな想い、ひたむきな愛情、深い友情、嘘偽りのない信頼などが全身から溢れ出ているように感じます。
嬉しそうで、幸せそうで、楽しそうでこれ以上ないほどの愛を表現している姿を描く時には、幸せな気分になります。
彼らの疑わずに真っ直ぐなその愛を見るたびに正直な感動を覚えます。
「幸せは与えれば自分も幸せになる」ってこの子の笑顔に教えられます。

仔犬の頃からの夢を叶えられた話
お客様からのご感想
初めて香川さんの絵を拝見した時の感動は、
正直胸にドーンと響いて不思議な感じでした。
なぜだか涙が溢れるんです。
気持ちがスーッと癒されます。
そしてとても穏やかな風を感じます。
そんな一つ一つの絵がまるで私に語りかけてる様で、今にも飛び出しそうな勢いの眼差しを見ながら癒しの気持ちを沢山頂いてました。
名前の由来:トイプードル(黒)4歳

この子はいろんな人の心を繋いで私達の所に来たワンコですので
「人の心に桜のような癒しを咲かせてくれた」という意味合いを込めて、
「心桜」と名付けました。
チャームポイント
欲張かと思いますがチャームポイントは心桜の全部と思います。
けれど主人は鼻筋をピンと立てた時の「どう?わたし」って顔や、
じっと見つめるつぶらな瞳だと言ってます。
チャームポイントと言うよりこの子の最大の特徴は自慢の長いエレガントな耳の毛です。
作品のご感想
心桜には仔犬の頃から一緒に絵を見ながら
「いつか描いてもらうんだからね」と話し掛けていましたが、
今回やっと夢が叶いました。
うちの子を描いていただきホントに感謝しております。
作品は事務所に飾っていますが絵を観た方はよく写真と間違えます。
私が絵だとご説明するともう一度じっくりとご覧になっています。
なかには「目が動く?!」なんて言われる方もいるんですよ。
これから毎年心桜と長女の茶子の作品を一枚ずつ増やせたらと考えておりますので、宜しくお願いします。


素敵なメールをありがとうございました。
モノクロペットアートは香川かづあきが描くペットの肖像画。大切なペットへの誕生日プレゼントや頑張った自分へのご褒美や素敵なお部屋のインテリアに、ペットロスでお悩みの方のアートセラピーとして亡くなった子の遺影として日本全国のペット愛好家の皆様にお届けしています。
画材
モノクロペットアートを描くシンプルな道具

【今の画材に辿り着くまで】
モノクロペットアートを描く以前は水彩画でカラフルに描いていたのですが、技術的なことで思い悩んでいたある日、偶然美術館で見かけた一枚のモノクロ絵画からヒントを得て今のモノクロ技法に辿り着きました。
【パステル鉛筆】
色鉛筆に形がよく似たパステル鉛筆はシャープなタッチで細かな描写を描くことができます。白と黒と灰色3色との5本を使って描いています。
【鉛筆】
下書きを描く際に使う鉛筆の下書きはあえて残すこともありますが、それはパステルの下の鉛筆も絵の一部だからです。
【鉛筆削り】
パステル鉛筆は普通の色鉛筆と同じように鉛筆削りで削ることができます。
短くなるとホルダーに挿して最後まで使い切ります。
【消しゴム】
下絵の普通の鉛筆は消えますが、オイル系パステルには役に立ちません。
パステルで描く作業は後戻りができません。
【マーメイド紙】
ベースになる紙は洋紙の「マーメイド紙」のグレーの紙を使用しています。
パステルには不向きですが独特のタッチを好んで使っています。
シンプルな道具だからこそ出来ること
シンプルな画材ですが、それが逆に無限の可能性を生み出します。描き方を工夫するとペットの内面や存在感、空気感までもを表現することが可能になります。不思議なことに無彩色のモノクロ作品でも観る方の心の中にある記憶やイメージを投影するように、瞳の色や毛艶の色合いをその中に見出すこともあります。