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思い出の色彩

モノクロには色がないと思っていました。

色彩が無く、白から黒へのグラデーションがあるだけだと思っていました。

しかし、作品を眺めている間に色が見えてくることがあります。

色がないはずなのに、茶色や黄色や青や緑色が見えて来ます。

「人はそこにあるものを見ているのではなく、観たいものをそこへ投影している」

知っている目の色、毛並みの色、鼻先の色をそこに重ね合わせて投影しているのではないでしょうか?

私たちの記憶が色鮮やかなほど、モノクロの中に豊かな思い出の色を塗り足していけるのかもしれません。

2021-01-17 | Posted in ブログ