ペットイラストの役目
心の中にポッカリ開いた空洞。
誰かに話しても埋まりきらず、気がついたらまた更に深く穴が開いて冷たい風が吹き荒れるような寂しさ。
写真ではリアルすぎて悲しみが増すばかりで、心の中の空洞は相変わらず。
でも、その写真をイラストレーターのフィルターを通すことで心の悲しみを軽くして、楽しかった思い出や嬉しかった記憶、大好きだった仕草や表情だけが心の中の空洞を埋めてくれます。
リアルに描くだけでは写真と変わらず、リアルすぎるイラストには心の中の空洞を埋めることは難しいかもしれません。
写実的なんだけどリアル過ぎない、絵画的な表現で不思議な存在感と立体感、現実と夢の間のような表現で表現していますので、ご覧になる方のお気持ちに沿ったイラストに仕上がります。
ペットロスで苦しんでいらっしゃる方からのご感想を伺っているうちに、ペットイラストのフィルター効果のような物を確信した次第です。
普通の似顔絵には無い特別なエネルギーを感じるとお話しくださる方も多くて、イラストレーター冥利に尽きます。
作品に込めた想いを受け取って頂けると嬉しく、遣り甲斐を感じます。
皆様のお役に立てるようこれからも頑張ります。

2020-01-11 | Posted in モノクロペットアート